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英語の発音の練習法|超簡単にできて発音がキレイになる方法

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英語の発音の練習をして、発音がキレイになれば良いなと思っている人は多いかもしれません。もしくは、英語でキレイな発音になるためにはどんな練習をすれば良いのかわからないと思って検索しているのかもしれません。

この記事ではスピーキングに焦点を当てて、正しく発音ができるようになる練習を紹介します。簡単にできる方法ばかりですので、ぜひ試してみてください。

学生時代の英語学習と発音について

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私が学生の時は中学校1年生から英語を学び始めましたが、最近は小学校で「外国語活動」という授業で英語に触れるようになりました。「外国語活動」の主な目的は「英語の音に慣れ親しむ事」「英語のコミュニケーションに対する関心・意欲・態度を育てる事」です。主に英語を使ったゲームをしたり、ALTの外国人の先生から正しい発音を聞いたりして英語に触れる授業です。

中学校入学後は文法、語彙、スペルを学びます。将来的には小学校から英語の教科化も検討されています。現在、公立学校で”受験英語”が始まるのは中学校からになりますが、小学校から英語の教科化を実施すれば小学校から始まる事になります。

”受験英語”はインプット、つまりリーディングとリスニングに重点を置いています。インプットに重点置く事によって英語を読んで理解したり、ニュースを聞いて理解したり出来ます。この事は非常に大事です。

しかし、問題点はアウトプットの練習時間が少ない事です。つまり、ライティングとスピーキングの練習が少ないです。また、英語には日本語にない音があり、正しく発音する大きな壁になっています。英語の発音を分かりすくするために英単語の上にカタカナを書く人がいますが、日本語では英語の全ての発音が書き表せられる訳ではないため、正しい発音を書く事ができません。カタカナ英語になってしまいます。さらに、人前で意見を述べる事に抵抗を感じる方が多いため、先生が「Repeat after me!」と言っても、積極的にRepeat出来ない人が多いのではないでしょうか。このようにさまざまな理由で英語の発音を練習する環境が良くありません。

しかし、せっかく学生時代に学んだ英語です。発音が上手になれば、海外旅行で困らない、仕事に関しては海外との取引先とのコミュニケーションがスムーズになる、留学でもプラスになります。プラスになる事ばかりです。では次は英語の発音の重要性について考えましょう。

英語の発音は本当に大事?

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私の会社の事例

正しい発音の重要性に関する事例をいくつか紹介します。まず、私が勤務する会社の事例を取り上げます。私はメーカーで働いており、海外子会社か何社かあり、海外子会社には日本人駐在員と現地スタッフが働いています。私は海外子会社と日本本社のパイプ役のような部署に所属しています。そのため、毎日海外現地スタッフと現地駐在員とコミュニケーションをとっています。私自身が現地子会社へ出張する事もあります。

本社と海外子会社間で意思疎通に関して何回かトラブルになった事があったので、海外駐在員と現地スタッフにアンケートを求めた事があります。そのアンケートの中で発音に関連する回答をピックアップしましたので下記の通り紹介します。

海外駐在経験の回答

 

  • 読むことは問題ではないが話すのは苦手
  • 相手が何を言っているかは時間が経てば理解できるようになるが自分自身の言う事はなかなか理解してもらえない
  • 発音がうまくできない

 

と言ったコメントです。このように海外駐在経験のある人でも発音を苦手とします。

日本人駐在員とのコミュニケーションに関する現地スタッフの回答

 

  • RとLの使い分けが出来ないから理解できない時がある
  • BとVの使い分けが出来ないから理解できない時がある
  • A, E, I, O, U”の正しいが発音が出来ないから理解できない時がある

 

と言ったコメントです。

私の経験

私が学生時代に初めて英語圏の国、カナダへ行った時は英語が全く出来なかったためうまくコミュニケーションが取れませんでした。その時の経験が次の通りです。

 

  • 発音が悪いためレストランで理解してもらえない
  • 発音が悪いためホテルのチェックインができない
  • 飛行機内で客室乗務員の ”Beef or Chicken” に対する返事も理解してもらえない

 

と辛い経験のカナダでした。同じような経験をした人がいるのではないでしょうか。私はカナダの経験後、2度と同じ辛い経験をしたくない一心で英語を勉強しました。

そして、今では英語でのコミュニケーションで発音が原因で困る事はありません。電話やスカイプでのやり取りも毎日ありますが、問題なく意思疎通ができています。社内で通訳を依頼される事もあるので発音は克服出来たと思っています。

発音の重要性

このように発音が原因で意思疎通がうまくいかない時があります。英語の文法や単語に関する知識があっても正しく相手に伝える事が出来なければ意味がありません。

相手に理解されなければ意味がありません。極端な例ですが、文法的に間違っていた文章でも、単語を並べただけの文章でも、通じる発音であれば相手に理解されるケースがたくさんあります。会話でのコミュニケーションであれば意思疎通が出来て初めて成り立つので発音は大事です。通じなければ意味がありません。

ここまで事例を交えて発音の重要性について述べましたがいかがでしょうか。学生や海外とのやり取りがメールのみの方であれば文法や単語の知識を重要視されるはずです。

しかし、学生であれば将来は外国で自分の力を試したいという気持ちがあるのではないでしょうか。海外とのやり取りがメールのみの方であれば、トラブルが発生した時はメールを書くより直接会話した方がはやく解決できます。このように誰にとっても正しい発音で話す事は大事です。

では次にどのように発音を練習していくのか見ていきましょう。

発音に対する日本人の弱点って何?

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英語の発音に対する日本人の弱点

ここからは我々日本人が英語の発音に対して持っている弱点を確認しましょう。

カタカナ英語

  • BとVの区別ができない
  • RとLの区別ができない
  • 英語の母音が正しく発音できない
  • 人前で意見を述べる事に抵抗を感じる

が主な弱点となります。では個別に見てみましょう。

カタカナ英語

英単語の上に発音が分かるようにカタカナを書く事があります。しかし、カタカナでは英語のすべての発音を表現する事ができません。英単語の上に書くカタカナが英語の発音を完全に表現する事ができない事を認識して、あくまでも参考程度という位置付けであれば問題ありません。しかし、カタカナのまま発音される方を見る事があります。カタカナ英語に慣れている外国人でない限り理解されません。

インターネットには発音が確認できるサイトがいくつかあるので、時間のあるときに Hello(ハロー)を聴いて下さい。ハローに近いですが、ハローとは発音していません。

BとVの区別ができない

BとVは人によってビーとヴイと使い分ける方がいたりしますが、同じようにバ行で発音する方が多いです。
例えば、best(最良の、最善の)とvest(チョッキ、ベスト)はどのように発音していますか?
ベストなら使い分けができていません。ベストとヴェストであれば使い分けが出来ています。

RとLの区別ができない

RとLは同じラ行で発音する方多いです。
例えば、right(正しい)とlight(軽い)はどのように発音しますか?
こちらは同じライトと書くしかありません。日本語にはLを表現できる文字も音声もありません。

英語の母音が正しく発音できない

日本語の母音はあなたが知っているようにあ、い、う、え、おの5個です。
それに対して英語の母音は諸説ありますが、26個あります。
日本語の5倍になりますので英語を正しく発音する事が難しくなります。

人前で意見を述べる事に抵抗を感じる

日本人は外国人と比べて自己主張が少ないです。外国人は人前でも自分の意見を主張しますが、
日本人で人前で自分の意見が言える人は少数派です。この特徴は日本人の長所でもあるのですが、
英語の発音が上手になるには積極的に会話をしないといけないので、この場合、この特徴は弱点になってしまいます。

ここで述べたようにいくつか我々日本人には弱点が幾つかあります。
しかし、これらの弱点を認識した上で練習すれば克服出来ます。
弱点が分かったところで次は練習方法を見ていきましょう。

発音の練習方法

ここでは具体的にあなたがどのように発音の練習をしていけば良いか紹介します。
まず、あなたの発音ののレベルを把握し、次にレベルアップの練習になります。
「レベルチェック⇨練習⇨レベルチェック⇨練習」の反復継続になります。

発音のレベルの確認方法

漠然と練習しても結果を出すのは難しいですし継続しません。やはり、目標を持って努力しないといけません。

発音というのは客観的に判断するのが難しいです。そのため客観的に測定してあなたのレベルを数字等で表示してくれるサービスを利用するのが一番です。

ではどのようなレベルチェック方法があるか見ていきましょう。

  • TOEIC
  • TOEFL
  • IELTS
  • 発音チェックソフト
  • 発音チェックサイト

TOEIC

TOEICは元々リスニングとリーディングの試験でしたが、2007年からスピーキングとライティングの試験も創設されました。
スピーキングの試験では、発音も評価基準に入っています。TOEICのスピーキングの点数をあなたの発音レベルのパロメーターとして、
その点数の向上を目標にする事ができます。

TOEFL

TOEFLは北米留学時に必要となる英語の能力を測定する試験です。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能が
測定されます。スピーキングではやはり発音が評価基準に含まれています。TOEFLもパローメーターとする事が出来ます。

IELTS

IELTSも留学時に必要となる英語の能力を測定する試験です。TOEFLと同じで4技能を測定します。
スピーキングでは発音が評価基準となっているためパロメーターとする事が出来ます。

発音チェックソフトやサイト

私が大学生の時は英語の発音に関する授業があり、その授業では発音チェックソフトが使われていました。
調べるとソフトだけではなく発音チェックサイトやアプリもあります。
TOEIC、TOEFL、IELTSなどと比較すると客観性に疑問がありますが、より頻繁に無料でチェックができますし、
参考程度の認識であれば使うべきです。

あなたの発音のレベルを確認する方法をいくつ紹介しました。
パロメーターがあればはっきりした点数を目標とする事ができます。
目標があればモチベーション維持につながります。
継続できれば確実に上手な発音になります。
Plan - Do - See - Actionの繰り返しでパロメーターの点数を向上させましょう。

発音の練習方法

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今まで学生時代の英語学習方法、次に我々の日本人の発音に弱点や発音の重要性、そしてあなたの英語の発音レベルを確認する方法を見てきました。

ここでは具体的に英語の発音の練習方法を紹介します。

  • 映画観賞
  • 音楽鑑賞
  • 専門学校
  • オンライン英会話・プライベートレッスン
  • あなたの声を録音して聞く
  • 発音記号

映画観賞と音楽鑑賞

この方法が一番楽しくて継続できます。好きな洋画(英語)を見るだけです。
もちろん、この場合は映画の内容よりも各英単語がどのように話されているに集中して映画を観て下さい。音声吹替にしたら意味がありません。話す言葉は英語、字幕スーパーも英語にします。

そうする事で目ではっきりと単語を目視して、耳でその発音を聴く事が出来ます。同じ場面を繰り返す事で同じフレーズを何度でも聴く事が出来ます。

音楽鑑賞も同じです。Youtubeでは沢山の曲が聴く事ができ、歌詞も動画として同時に観る事が出来ます。目と耳で各単語の発音を一致させて、その場で口に出して発音します。各単語がどのように発音されているかを学ぶのに非常に楽しくて効果的な練習方法です。

通勤(通学)時間にポッドキャストを聴く

この方法は音楽鑑賞と同じ方法です。ただ違うのは題名の通り、通勤(通学)時間にポッドキャストを聴くという点です。ニュース、英語学習とさまざまなジャンルのポッドキャストがあります。ポッドキャストはスマートフォンで聞くことが出来て、好みのものを自動更新設定にすれば非常に便利です。私はBCCやCNNのポッドキャスト購読(無料)しており、自動更新設定しております。

そのため通勤時間はいつも新しい内容のニュースを聴く事が出来ます。聴こえる言葉を真似したりして発音の向上に努めています。もちろん、リスニングにも効果的です。
ポッドキャストは無料なのでお金をかけずに勉強できる事も利点ですが、CD付き英単語集等を購入して同じ方法で学習しても効果同じです。

専門学校で学習

英語の専門学校がたくさんあります。発音のレベルアップを目指すのであればスピーキングコース等を選択するのがベストです。コツやノウハウを知っている講師が丁寧に教えてくれるのでやってみる価値があります。

オンライン英会話

低料金・時間の融通が利く・場所を選ばないという長所を持ちながら、正しい発音を教えてくれる講師陣。毎日練習する事が出来ますのでおススメです。

プライベートレッスン

カフェなどで外国語学習をしている日本人と外国人を見かけた事があるかと思いますが、専門学校を通さずにネイティブスピーカーから直接学ぶ方法です。ネイティブの発音を直接聞く事が出来るメリットがありますが、英語教授法を知らないネイティブスピーカーが講師であれば発音が正しいかどうかは教えてくれますがどのように改善するべきなのかのアドバイスが出来る方はなかなかいません。

あなたの声を録音して聴く

これは非常に効果的な方法です。私は、英語のネイティブスピーカーが英語で話している動画をYoutubeから探します。

次に、その同額で話されている動画を聴いてから口に出して同じ事を言います。その時の私の声を録音しています。録音後は基となったYoutubeの動画と比較しながら聴きます。

同じ内容を真似している訳ですから同じ発音になるはずです。動画の英語と録音された私の発音が似ているか違うかに注意して聴きます。録音された自分自身の声というのは比較的客観的に判断する事が出来ますので、ネイティブスピーカーの発音と違う発音の単語があればその単語を集中的に練習するべきです。全部が違うのであれば何度も同じ動画を繰り返して聴いてどのように発音されているかを耳で覚えて下さい。繰り返す事によってネイティブスピーカーの発音に近づく事が出来ます。

発音記号を学ぶ

今まで紹介してきた発音の練習方法は実際に聞こえる発音を感覚的に覚えて、それを真似るものです。
しかし、ここで紹介するのは各単語の発音方法を示す記号を学んで、発音記号を見ながら正しく発音する方法です。発音記号について説明するには本1冊書けるボリュームになりますので、興味のある方は専門書ををお探し下さい。ここでは、簡単な学習方法を説明します。

WEBサイトで各発音記号の音を聴いて覚える

  • 発音を知っている単語の発音記号を覚えて各発音記号の音を覚える
  • 口・舌の動きを調べる

調べれば各発音記号の音が聴けるサイトが沢山あります。そのようなサイトを使って正しい音を覚えます。次に、あなたが慣れている英単語や発音を知っている英単語の発音記号を調べます。発音記号に慣れていない人にとっては発音記号を学習する事はとても大変な事です。でも知っている英単語の発音記号を見る事によってハードルを少し下げる事が出来ます。ハードルを下げる事が出来れば継続する事が出来ます。継続できれば知識が増え、発音のレベルアップにつながります。

最後に発音記号に関する専門書を読む事です。専門書では発音記号に関する説明が細かくされており、口や舌の位置や動かし方が書いてあります。英語には日本語にはない音があります。その音に慣れていない我々日本人が出すには、最初のうちは意識的に口や舌の位置や動かさなければなりません。発音記号を勉強する事は大変ですが、発音に関する深い知識を得る事ができますので発音のレベルアップには効果的です。

まとめ

ここまでいくつかの練習方法を紹介しました。この中からあなたに合うものを選んで頂き、長期間継続して練習する事をおススメします。外国語の発音を短期間に習得する事は不可能です。根気よく諦めずに続けて下さい。この記事が何かの役に立てたら嬉しいです。